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SDL
Download SDLはフリーなクロスプラットフォームのマルチメディア開発用APIです

SDLは主にLinux用のゲームを製作、販売していたLokiという会社が
開発したライブラリの様で、Linuxでの使用がもっとも容易な様ですが
MinGWでも使用できるようになっています。

automakeできる環境が楽ですのでMinGWに加えてMSYSをインストールして
SDLのコンパイルを行ないました。

MinGWのサイトから下記のファイルをDownloadします。
* MinGW-3.1.0-1.exe (2004/01/12現在)
* MSYS-1.0.9.exe (2004/01/12現在)

SDLのサイトから下記のファイルをDownloadします。
* SDL-1.2.6.tar.gz (2004/01/12現在)
* directx-devel.tar.gz (2004/01/12現在)

1.MinGWのインストール
MinGW-3.1.0-1.exeをダブルクリックするなどして実行します。
画面の指示に従ってインストールを完了するとデフォルトで
C:\MinGWにインストールされます。

主な設定項目ですが Windows XP の例では
マイコンピュータのプロパティ->詳細設定->環境変数->システム環境変数
または
マイコンピュータのプロパティ->詳細設定->環境変数->ユーザー環境変数で

PATH 変数 を編集または追加して 値 C:\MinGW\bin を加えます。
MINGDIR 変数 を追加して 値 C:\MinGW を加えます。

2.MSYSのインストール
次にMSYS-1.0.9.exeをダブルクリックするなどして実行します。
画面の指示に従ってインストールを完了するとデフォルトで
C:\msys\1.0にインストールされます。

その後、いくつか質問されますので適当な値を入力します。 Do you wish to continue with the post install? [yn ] y
Do you have MinGW installed? [yn ] y
Please answer the following in the form of c:/foo/bar.
Where is your MinGW installation? C:\MinGW

次にスタート->MinGW から msys を起動します。
/etc/fstab.sample を /etc/fstab にコピーします。
viでfstabを編集します。

C:\mingw /mingw
C:/ActiveState/perl /perl
となっていますが、perl をインストールしていない場合は
#C:/ActiveState/perl /perl とコメントアウトします。
(しなくても特に問題ないと思いますが)

3.DirectXファイル群のインストール
次に directx-devel.tar.gz を展開します。

tar xvzf directx-devel.tar.gz

で includeファイル と libファイルが展開されますので
それぞれ C:\MinGW\include と C:\MinGW\lib にコピーします。

4.SDLのインストール
最後に SDL-1.2.6.tar.gz を展開します。

tar xvzf SDL-1.2.6.tar.gz

でファイルが展開されます。
SDL-1.2.6ディレクトリに入って

configure
make
make install

の順番で実行します。

通常はダイナミックリンクライブラリの使用が一般的だと思いますが

configure --disable-shared

とオプションを指定するとスタティックライブラリを作成できたりします。

SDL Static Library for MinGW
 
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